五十肩について

五十肩

夜も眠れない肩の痛みで困っていませんか？病院に行っても痛み止め「のお薬とシップだけであとは注射しかないといわれたり、電気治療やリハビリを受けても効果が無いという方に針治療は効果を発揮します

五十肩は実は病名では無く民間用語なのでいわゆる五十肩ですねと言われることが多く、『石灰沈着性』『腱板断裂』『滑液包炎』『フローズンショルダー』などの病名で治療されている方も多くはこのカテゴリーに含まれますので心配はご無用です。

五十肩の中には石灰沈着性や腱板炎、滑液包炎などいろいろな症状をふくんでいます。そのなかでも腱板に症状を持つものは厄介です。

痛みの質にもよりますが、炎症がひどく急激に痛みが出てしまった場合は滑液包炎などもありますので、まず整形外科にて痛み止めをもらったほうが良い場合もありますが、少し時間を経過してしまったものや、薬をのんでも効果が無い場合は鍼治療やマッサージモビリゼーションなどが有効なのも確かです。

ただし普通に揉んでも駄目な場合が多いです。肩関節は関節の可動範囲が大きいので、関節の周りを覆う筋肉が非常に負担になるのです。 この筋肉が骨に付くところを腱板と呼び、そこの硬いところがコリによって引き剥がされるのが腱板断裂です。

よく腱板断裂というとビックリしてしまう人もおおいですが、筋肉がぶっつり切れるものとは少しイメージが違います。

骨から少しだけ筋肉の付着部がはがれている感じのイメージが正しいです。症状としては夜間痛が多いようです。

こういった腱板の損傷は実は触診（触って探ること）で見つけるのは難しく、一番障害を起こしやすい棘上筋などは（当院では）超音波検査を行います。

完全な腱板断裂してしまった場合は手術になってしますが（整形外科病院への紹介）そうでない場合は、当院では針治療します。

なぜ鍼治療が良いかというと、棘上筋等の場合は筋肉が肩峰の下にもぐりこんでいる為、手で押せない場所があるからです。マサージでは取れにくい夜間痛も鍼では結構楽に取れることがおおいので、毎日悩んでいる方は試してみてはいかがでしょうか？

肩の治療ポイントはたくさんあります。上記のインピンジメントだけならば肩だけに針をうつことになります。しかし肩だけでは治らない場合は他の場所にも治療しなければなりません。逆に言うというとそれだけ多くの理由から肩が痛くなるということです。それぞれの痛めた原因によって全く違った治療になることが多いのも肩の治療の難しさだと思います。

特に夜も眠れない痛みは耐え難いもので来院時は悲痛な顔をしてこられる方が多いです。帰りにには明るい顔で帰られるよう約一時間かけて治療していきます。

治療個所は肩よりも全身に打たないと治りません。痛いところは寧ろ針で治療しなくてよいので来院されるときは全身に針をうつことを前提に緩めの服装をお願いします。女性の方はストキングよりもスカートの下に短パンが良いと思います。

腰痛も　ひざ痛も　坐骨神経痛も　顎関節症もそうですが、症状のひどい人ほど全身治療が効きますので、ご理解ください。

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